大手通信キャリアから転身。プロダクト設計を通じて未来の価値を創る日々
こんにちは!ゼネラルマネージャーの山下徹朗です。顧客をハッピーにするにはまずは自分たちのハッピーから、ということで、いきいきと夢中になって働ける組織を目指し日々奮闘しています。
今回お話を聞くのは、通信業界で5Gの標準化やアプリ開発、技術戦略などに携わった後、2022年に楽天に中途入社した藤村さん。大規模かつ複雑なエコシステムの中で、プロダクトの“構想からリリースまで”を自ら設計・実行しています。藤村さんがなぜ楽天を選び、自分の役割をどのように定義し、プロダクトマネジメントに向き合っているのか——挑戦と成長の軌跡を伺いました。
Chapter 1:
技術開発を経て、プロダクトの全体設計へ
まずはこれまでのキャリアを教えていただけますか?
大学院卒業後、2016年に新卒で大手通信企業に入社しました。最初は5Gの国際標準化など技術開発が中心で、その後はスマートフォンアプリ開発のPM、R&D部門での中期戦略や技術戦略立案など、幅広い業務を経験しました。2022年に楽天にジョインし、今は4年目に入ったところです。
前職でもかなり幅広い業務をされていたんですね。転職のきっかけは?
技術開発に携わる中で、もっとサービス企画やプロダクト全体の戦略・開発に近い領域でキャリアを積みたいと思うようになったのが大きなきっかけです。よりチャレンジングな環境に身を置きたくて、思い切って楽天に飛び込みました。
現在の業務では、どんなことを担当されていますか?
大きく分けて2つあります。ひとつはプロダクトリード(PL)として、戦略や方針の策定から要件定義、マーケティング施策、開発、リリースまで、上流から下流までを一貫して担当しています。もうひとつは開発企画ロールとして、複数部署を横断するようなプロジェクトを推進しています。楽天PointClub、楽天ポイント運用やポイント楽天株など「ポイントプレミアムバンク」サービスを中心に、各プロダクトのアーキテクチャー刷新やマイグレーションといった複雑な案件にも関わっています。
転職前に思い描いていた「やってみたいこと」は実現できていますか?
かなりできていると思います。プロダクトリーダーとしての業務に加え、会社全体、エコシステム全体の戦略に関わる機会もありますし、逆にバナーの更新やポイント付与のオペレーションまでやることもあり、上流から下流まで全部やるというのは、想像以上の幅広さでした。
Chapter 2:
「揉まれる」環境で自分の役割を定義する
入社してから、ご自身の成長を感じる場面はありましたか?
はい。幅と深さの両方で、レベルが引き上がったと思います。前職でもプロマネ業務はしていましたが、楽天では社長や役員レイヤーに向けた提案をする機会も多く、アウトプットのスピードや精度、意思決定との距離感が全然違う。最初は何をどのレベルで出せば良いか分からず、かなり苦労しました。
そこはどうやって乗り越えていきましたか?
この部署では、全社的な課題解決をリードする機会が度々ありますが、入社半年後くらいにモバイルのコネクティビティ戦略プロジェクトにアサインされました。どう課題を設定して、どう分析・仮説検証して、どう資料にまとめるか、社長に提案することを想定して動く必要があり、その際、すごく揉まれた感覚があります。それが自分のアウトプット水準を引き上げる大きなきっかけになったなと。
周囲との関係性から得られる学びも多いですか?
多いです。企画会議では様々な経験や視点を持つ人たちから多角的なフィードバックをもらえますし、実行フェーズではオペレーションの視点から「そこ、見落としてた…」という守りの指摘もあったりして。ロールの異なるメンバーと進めていく中で、確実に視座が広がっていると思います。
この部署で活躍するために必要だと思う力は?
「自分の役割を自分で定義する力」だと思います。役割や担当範囲はある程度決まっているようで、実際にはプロダクトやプロジェクトによって異なります。全体像をしっかり理解して、その中で自分は何を担うべきかを掴みにいくことが求められます。
簡単なことではないですよね。
だからこそ、チームメンバーとのコミュニケーションを通じて、相手のスタンスや前提を理解することが大切です。フィードバックもいろいろな内容があるので、それを噛み砕いて自分の行動に落とし込む力が求められます。
Chapter 3:
多様な専門性と、わちゃわちゃした熱量
この組織の魅力はどんなところだと思いますか?
ロールや期待値はある程度決まっていても、実際には役割がオーバーラップしていて、自分で考えながら「どこを担うか」を掴みにいく必要があります。でもそれって、組織としての自由度でもあり、成長できる環境でもあると思うんです。
さまざまなバックグラウンドの人が集まっているのも特徴ですよね。
はい。それぞれの専門性やこだわりを持った人たちと、わちゃわちゃしながら進めていくのが面白いです。ミーティングの中でも自然とそれぞれの観点から意見が出て、良いものを作ろうという雰囲気があります。
印象的だったイベントなどありますか?
忘年会や周年祭ですね。自分で企画したこともありますし、ハロウィンもみんな本気(笑)。とにかくみんなで楽しみながら取り組む。そういうカルチャーが根付いているのが、この組織らしさだと思います。
藤村さんご自身、2年連続で部のMVPを受賞されていますよね。仕事の面でも、カルチャーづくりの面でも、大きな貢献をされていると感じます。
ありがとうございます。やるからにはちゃんとやりたいタイプなので、仕事もイベントも本気でやっています(笑)。
最後に、これからチャレンジしたいことを教えてください。
今までは、ある程度コンセプトや方向性が決まったプロジェクトに入ることが多かったのですが、これからは「何をやるべきか」「なぜやるべきか」といった課題設定の段階から入って、自分自身で価値創出するチャレンジをしていきたいです。
思考の鋭さとチームで成果を上げる協調マインドにより、周りから絶大な信頼を得ている藤村さん。難易度が高いこともサラッとやってのけてしまう(ように見える)、とても頼りになる存在です。そして、なんといっても忘年会での企画は大盛り上がりで最高でした。毎回お願いしたいくらいです。
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