面接でよく聞かれる質問に答えます!(アサイン、キャリアプラン)
こんにちは!ゼネラルマネージャーの山岡まどかです。2021年10月から、メインのミッションを組織の競争力向上とし、メンバーのキャリアプロデュースや採用に日々邁進しています。
採用活動でさまざまな方とお会いする中、共通して質問されることがあります。例えば
● どんなプロジェクトにアサインされますか?
● 楽天においてどんなキャリアプランが描けますか?
そこで、今回はこれらのご質問にお答えし、実際に面接でお会いしたときにはより深いお話ができればと思っています。
「どんなプロジェクトにアサインされますか?」
まず顧客戦略部は社員60名程度の少数精鋭組織ですが、1人のメンバーが複数のサービス、プロジェクトにアサインされることが多く、常時20ほどのプロジェクトが動いています。それに加え、次の3-5年の成長を担う新規サービスの検討、楽天エコシステムとしての中長期戦略検討なども進めています。
新しく入っていただく方には、基本的に『デュアル・アサイン』というアサイン制度に則り、2つのサービス・プロジェクトにアサインをさせていただきます。
どちらもその方のご経験に応じたアサインとなりますので、これまでのご経験やキャリアのご志向をじっくり聞いた上で決めていきます。
例えば戦略コンサルティングファームから入った20代のメンバーの場合、すぐにパフォーマンスを上げやすいイニシアチブとして、顧客戦略のKPI設計やROIの最適化を担ってもらいました。一方、楽天や顧客戦略部らしいチャレンジとして、マーケティング観点を身につけるため、「お買いものパンダ」公式Twitterのコンテンツ企画にもアサインし、自ら考えた企画を投稿しファンとコミュニケーションを取ってもらいました。コンサルティングファームで鍛え抜いた論理的な視点が強かった初期と比べると、「面白さ」「可愛さ」「気持ちよさ」などエモーショナルな価値に向き合った後は発想の幅が広がり、その後プロダクトマネージャーとして、マーケティングやクリエイティブも含めた多くの専門職を束ねる活躍につながっていったように思います。
また、変化が激しく新しいチャンスがどんどん生まれるインターネット業界の最前線だからこそ、プロジェクトへのアサインもアジャイルに行います。顧客戦略部の中でも月1回はアサインを見直し、その方の成長や組織パフォーマンスの最大化に向けて最適化します。
加えて、楽天全体でもアグレッシブに多くの新規プロジェクトが生まれていますが(私たちは「チャンスのゴールドラッシュ」と呼んでいます)、各所のスタープレイヤーを集めて推進すべく、主務の所属の他に兼務をつけていく文化があるのも楽天の特徴です。そのため、メインの貢献の場所は定めつつ、自身の専門性を活かして多様な機会にチャレンジしやすくなっています。
例えば私の場合、入社当初はソーシャルメディアを活用したブランドマーケティングをメインの業務としていましたが、ソーシャルメディアに精通しているという理由で、シリコンバレーの超有名スタートアップ『Pinterest』への出資プロジェクトに携わることになったり、その成功実績をもって、別のシリコンバレーのデータ系スタートアップの買収プロジェクトに関わるチャンスをもらいました(もはやブランドマーケティングとは全然関係がない…)。そこでは一流のシリアルアントレプレナーに触れ、自身のキャリアやマネジメントチームのあり方の価値観が大きく変化する衝撃的な経験となりました。本業での貢献は維持したまま、1つの企業の中でこれだけ多様なチャンスがあり、かつ同時並行的に携われるのは楽天の魅力だなあと身をもって感じています。
「楽天においてどんなキャリアプランが描けますか?」
アサインのお話ともつながりますが、顧客戦略部や楽天では常に多様なチャンスが生まれているのと、お一人お一人のご経験・ご志向に合わせて設計をしていくので、自らの意思次第で多様なキャリアが実現できます。
これまでの実績で言うと、まずは顧客戦略部で幹部やコア人材として成長していくコース(私もここに該当します)。マネジメントとして上級執行役員、部長2名、課長5名、マネージャー多数が登用されており、楽天のエコシステム戦略企画推進の中枢機能を担う他、部下ももって人材育成や組織力向上にコミットしています。
また顧客戦略部で、分析やデザインなど専門機能をもったスペシャリストとして施策の幅を広げながら活躍するコースもあります。顧客戦略部は80以上のサービスとそれぞれコラボし、あるいはサービス横断のプロダクトを作っていくので、1つの組織にいながら多様な領域に携わることができ、専門性の向上にも効果的です。昨年、あるUX担当メンバーは、かたやショッピングのサービス体験進化、かたや証券事業と連動した新サービス開発に携わり、UX設計方針や前提となる各種法律の違いに驚きつつ、経験の幅を一気に広げていました。
一方、顧客戦略部で3-5年成長した後、楽天内で事業幹部や重要組織のキーポジションへ移っていくケースもあります。コーポレート部門だと経営全般を見る総合企画部や社長室、アメリカやイギリスの経営企画ポジションへ。事業部門だと楽天市場事業や楽天銀行事業の部長クラスなどです。加えて、前述した兼務文化を活かし、本業としては顧客戦略をやりつつ、人事の採用戦略やグループ横断の品質向上戦略、楽天市場のコア機能のプロダクト開発をリードしている人材もいます。
前職でどのような企業の方が顧客戦略部に入り、その後どのようなキャリアを歩んでいるかはこちらの記事にもまとまっているのでぜひチェックしてください。
全社表彰社員が続々誕生!
楽天の各種サービスを横断でサポートするコーポレート部門として顧客戦略部が立ち上がってから3年目となった昨年。数々の実験と失敗、成功体験を経て、組織の知と個々の力が結実し、大きな成果を上げることができました。
いかがでしたでしょうか。「多様なキャリアを描き実現できる」と言うのは一見わかりづらいかもしれませんが、逆に、別のキャリアを志向するたびに転職をすると、個人としての信頼や築き上げてきた関係性は毎回ゼロリセットされてしまいます。そうではなく、蓄積的な価値とチャレンジを両立できるのが楽天であり、長く楽しめる環境だと思います。私ももう楽天歴12年になりますが(!)、いまだに飽きることなく、かつ来年何をやっているかわからないワクワクを感じています。
ぜひ皆さんとお話しできるのを楽しみにしています!